「えぇ~この回らない寿司が一万以下なんですかぁ~ 安ううい!!」
とかいう特集記事に反感を覚えていた。
寿司一万ってどえらいことだぞと。米に刺身を乗っけたものじゃないのか。
一体回るのと回らないものとの間にその値段分の隔絶はあるのか。
寿司好きに誘われたので、評判の良い都内の店に行ってきた。
予約しなきゃ入れない店なので、予約して。
廻らず、しかも自分で一個一個注文しなきゃいけないのであればハードル高すぎなのでコースみたいになってるもので予約した。
ある程度歳を経て、敷居が高いと思ってた店にも気張らずするっと入れるようになるのだなぁ。
店にはデートらしき若い子や、おじさんと来ている若い子もいたけどさ。
はじめにスープが出て、おしゃれな皿に載った寿司が説明付きで2個ずつくらい出る。
まあ、そりゃ美味しいわよ。
そして美味しい茶わん蒸しや、美味しいあん肝なんかが出てくる。
また寿司、箸休め、寿司、寿司、いくらとかちょっとしたものたち、寿司・・・
最後はフルーツ。
写真撮ればよかったなぁ。
なんか結構ボリュームあるな、という印象。
寿司好きの人はすごく喜んでいた。
わたし別に寿司好きじゃないから「ほほぅ、やっぱその値段なりの意味はあるのねぇ」くらいなんだけど、寿司好きは「ネタがすごい、味付けがすごい」とか他にもなんか言ってました(最後酔ってたからあんまり覚えてない)。
フレンチのコース料理と同等なんすよ、って言われても今なら違和感ない。
それくらいの値段しちゃうよねぇ。
廻らない寿司屋で寿司を食べるということが大事だったのだ。
あれはあれなりの価値があるということがわかった。一度やってみないとな。